2015年
一般社団法人 因島青年会議所
理事長 沢野貴士
はじめに
自らの人生の歩みを地図に例えたとき、あなたは自分の地図の道を今までどのように辿って来たでしょうか。決して平坦ではなく失敗もあったかもしれません。また、あなたが進むべき未来への道はどこにあるのでしょうか。
私たちが生きていくという事は、未来へと歩まされる事だと考えます。私たちの未来は白紙の地図です。未来というまだ見ぬ先にあるものは、目的地が定まらないと不安を感じる事だと思います。しかし、白紙の地図に目的地を定めれば今歩むべき道は頭の中で描くことが出来るはずです。
我々青年会議所の活動も同じ事が言えるのではないでしょうか。私たち因島青年会議所は1967年に設立され現在に至るまで活動を行ってきました。その時代ごとに合わせ明るい豊かな社会を作り上げる活動を行ってきました。我々はその連続した活動の中の1年を担い、前へ進み続けるためにその活動を未来へと繋げなければならないのだと思います。
すなわち地図に未来という目的地を定め、活動・運動する事が最も重要な事であると言えます。地図に目的地を作る事により、自分が目的地に達するにはどうすればよいか、今何をすれば良いかが自ずと決まります。
目的地の先にある「自信」へと繋げよう
目指す目的地を見定める事は容易ではありません。ただ、逆説的にはなりますが、我々が自らの活動に自信を持って活動・運動を行う事が、最良の目的地を探し出せるはずです。
我々が結果的に自信を持てる活動・運動を行うためには、独りよがりにならずに十分な調査や検討を行う事が大事だと考えています。歴史から学び現在の情勢を分析し、今本当に必要とされる事を考え出した時には自信に繋がり、地域を担うリーダーとして広く活躍できるのだと考えています。また、自信を持って活動できるからこそ、苦しい事でも微笑みながら活動出来るものです。
我々の自信が自らを導き、未来へと繋げて行く事が出来ます。自信を持ちながら未来へ繋げる活動をする事が大切だと考えます。
「自信」へ「橋」を架けよう
我々が目的地の先にある自信へと繋ぐ方法はどのようなものでしょうか。それはメンバーが自信を持てる活動を行うために、他のメンバーが力や知恵を出し合い支え合う事であろうと考えます。一人では弱いかもしれないけれども、メンバーが支える事により、より大きな自信に繋がるものです。
このように我々の活動・運動は互いに全体を支え合う形を作り、一人でも欠けると壊れてしまう構造をとっています。それは例えるならば「橋」のようなものでしょう。自信を持てる活動を行うために、多くの人が関わり、緻密に計算され計画された「橋」を架ける事が我々の活動で重要なのだと考えています。
「未来への架け橋」
我々は全員で橋を架けます。架けた橋は自信へと繋がります。得た自信はさらなる橋を架け、新しい自信を見つけ、未来へと繋がっていきます。我々が今橋を架ける事は未来へといずれ繋がるのです。すなわち今架けている橋は「未来への架け橋」なのです。
おわりに
我々は目的を成し遂げた先にある自信へと繋げるために、そして未来へと繋げるために行動「未来への架け橋」を行います。その過程では自らの行動に自信を持ち続けるべきであり、自信のない者には人が着いて来ず、賛同を得る事が来ません。
我々の組織づくりにおいては、自らの活動に自信を持ち、微笑み溢れる活動を行い続けられる組織づくりが重要になります。
ひとづくりにおいては、自信を持てる人材となるため自らを高める事、そしてまだ自信の無い後輩を育て未来へと繋げる事が重要になります。
まちづくりにおいては、地域のオピニオンリーダーとして自信が持てるように事業の調査と計画を行う事が重要になります。
会員拡大においては、自らに自信を持ち未来の仲間との橋渡しを行い、我々の活動を永く未来へと繋げる事が重要になります。
ひとのために
まちのために
未来の仲間のために
未来への架け橋となれ
基本方針
- 自信を持てる人間となる事、人に自信を持たせる事
- 培ってきた自信を未来へ繋げる事
