第37回広島ブロック会員大会 セミナーの感想文をJCメンバーに書いてもらいました。
テーマ『思いおこそう!感謝の気持ちと思いやりの心』
日本JC製作のアニメーション「学の夏休み」を今回初めて見ました。感謝の心、モノの大切さ、生命の尊さなど、今の子ども達や私達おとなも、つい疎かにしてしまいがちなものやこと。あらためて自分自身に問い直しました。また一人でも多くの子どもたちに見せてやりたいとも思いました。ただし、伝え方やその対象など慎重に行うべきであることも講師の先生から学びました。まさに桑木ブロ長の「学び伝える」でありました。
テーマ『広島の気質とまちづくり』
講師:加藤 俊宣 先生
現役職:(株)革新企業研究所代表取締役
商品開発創研(株)取締役
NPO法人「日本で最も美しい村」連合 理事 など
NPO法人「日本で最も美しい村」連合のHPアドレス
http://utsukushii-mura.jp/
分科会については、開催前までどこへ行こうか迷っていました。私には、このテーマがなんとなく気になり会場内へと・・・。まずは先生の生い立ちのお話から始まり、「ひろしま(人)」というものを地理的、
風土・文化的、また宗教的にと様々な角度から実例を交えながらお話いただきました。
ほんの一例を挙げますと、
○広島といっても、安芸と備後とでは気質も異なる。
○広島の人は祖先を大事にする。(浄土真宗の影響か?)
○気候・風土などのせいか、穏やかで協調性がある。⇔その反面、決断力がない。(な~るほど!)
○熱しやすく、冷めやすい。(カープやサンフレッチェの応援しかり) などなど。。。
また、広島をはじめ今後日本の地域(地方)のあり方を、現在活動されておられる「日本で最も美しい村」連合の話を交え、ご講演いただきました。この連合のお手本はフランスの「フランスで最も美しい村」
協会で、その趣旨は『それぞれの町や村が自分の足元にある景観や文化、歴史的遺産など地域資源を守り育てることが地域振興につながり、住民に誇りと力を与えてくれる』というもので、2007年現在、149か村が認定されているということです。
「日本で最も美しい村」連合は平成の大合併が謳われる中、2005年に発足、北海道美瑛町をはじめ9か町村が加盟しています。課題としてはやはり、それぞれの村、町が「自立(稼ぎ)と自治(務め=ボランティア)」の組織作りができうるかということでありました。農業・漁業・林業のある地域には、加工技術が足りない、そういったところも含めて都会と地方は共存・共生していくべきとも述べられておりました。幸いにも広島には、「村=も農業・漁業・林業」も「まち=豊かさ・楽しさ」も「City=国際色」の3つの資産が備わっており、今後さらに中国・四国9県と横の連携をとっていけるかが重要であるということも述べられておりました。先生は最後に、「日本で最も美しい村」連合の運動を含めたご自身の活動の意義について、~子や孫に何が残せるか?何を残していくか~とおっしゃっておられました。
広島県人として、広島ブロックJAYCEEとして、このような先輩方がおられることを誇りに思うとともに、今後の活動に気概を持って取り組んでいく英気を与えていただいた気がします。
テーマ『2007年広島市政公開討論会報告会』
広島ブロック協議会として2007年3月に広島市政公開討論会を開催されました。
今回の会員大会のセミナでは、県立広島大学 経営情報学部 吉川富夫先生の講演を聞きました。その一部を説明します。マニフェストとは、約30年前、イギリスよりマニフェスト文化は、発展してきており、日本においても最近、各政党や政治家が、公約をだして選挙戦をすることも承認されています。
各政党や各首長は、マニフェストを出す事で政治家としての役割を示してきたが、これからは、出されたマニフェストを検証していく時代へ移ってきていると言われていました。また、マニフェストの持つ意味として政治を分かりやすくさせる。行政の効率化をさせる。この2点がポイントとも言われていました。
簡単例で言いますと、
『1年間に100件も交通事故をおこしているある地域の道路があるとしましょう。首長は、この地域の道路で交通事故を起こさないようにする道路整備をしたとしましょう。もちろんお金もかかります。そして一年後、交通事故件数が、一年間で20件となれば、この道路整備をしたことで100件から20件と交通事故が減った事になります。これを第三者機関が、このマニフェストを検証し評価します。その結果、このマニフェスト(公約)の達成度合いは、テストの点数のように数値化されます。この公約が評価を受け、政治・行政の方が市民の皆さんに説明責任(アカウンタービリティー)を果たすことになるでしょう。』
今回、感想文を書いてくれたメンバーには、心より感謝します。
また、分科会で感じたこと、学んだことをしっかりと皆さんへ伝えていくことも重要ですよ!!
2007年度 理事長 寺西俊雄