所 信
2024年度
一般社団法人因島青年会議所
理事長 村上佑太
【基本方針】
- 会員拡大・青年会議所の魅力発信
- 全員で取り組み全員で喜びを分かち合う
- 因島を盛り上げたい想いが原動力となる
- 少人数でもやれることを示そう
はじめに
昨年度因島青年会議所は1968年の創立から55周年の節目を迎え新たな一歩を踏み出しました。これもひとえに「明るい豊かな社会の実現」を目指し青年会議所運動を展開してこられた先輩諸氏の尽力の賜物であり、積み重ねてこられた歴史に深く感謝と敬意を表します。受け継いだ高い志を風化させることなく次の世代へバトンを渡せるよう邁進する所存です。しかし2024年度の因島青年会議所は、過去数年の中でも稀に見る少人数でのスタートとなり、組織の存続すら危ぶまれます。この難局を乗り越えるために、今年度は例年以上に当青年会議所OB、他団体や地域の方と共に協力をして因島を盛り上げていきたいと考えております。因島をよりよくしたいという気持ちは、どの団体も同じであると思うので共に協力をして活動をしていけば、賛同者も増え情報も共有でき拡大にもつながると考えます。
会員拡大・青年会議所の魅力発信
会員拡大は青年会議所の基本運動でありますが、因島青年会議所で拡大が進まない理由に行動に移せていない、OBからの情報提供はあるが他団体や地域の方からの情報提供が少ない、青年会議所の魅力があまり伝わっていないというのが考えられます。
行動に移せていないのは、候補者との接点がないので、アポをとるまでに時間がかかりうやむやになってしまう。候補者の情報提供が少ないのも、他団体や地域の方とのつながりがすくないからであるとかんがえます。私は青年会議所の魅力は委員長や役職につかなければ青年会議所の魅力理解できないと思っています。最初の委員長の時は何をすればよいか分からず右往左往しましたが、先輩方やメンバーにアドバイスや手伝ってもらいながら足を引っ張ってはいけないと分からないながらも自分なりに考えて行動しました。無我夢中で取り組んでいるうちに自分がすっかり青年会議所活動に熱中していることに気付きました。責任が人を育てるとは本当にある事だと感じた瞬間です。そして、この体験に青年会議所の魅力があると思います。なので共に協力をして活動をする事で青年会議所の魅力が伝わり他団体や地域の方とのつながりを深める事により会員拡大にもつながると考えます。
全員で取り組み全員で喜びを分かち合う
今年度、因島青年会議所は委員長をできる会員は一人しかいません。しかしながら、総務、まちづくり、ブロック野球大と3つの委員会を設けなければなりません。その一人に全ての委員会の委員長をやってもらわなければなりません。会青年会議所に入った以上、地域貢献のために己の時間を費やす覚悟を持ってもらいたいですが、無駄に時間を浪費することは私の望むものではありません。そのため、委員会は3つではあるが全員が全委員会に属することで、メンバー間の連携の向上と効率的な組織運営を図るべく組織再編を行いました。無駄を省き個々の負担を減らし、一人ひとりが輝けるよう役割分担とフォローアップを徹底します。一人はみんなのために責任を担い行動し、みんなは地域貢献という一つの目的のために各々ができることに全力を尽くし、お互いに刺激し合うことで組織の活性化に繋げます。次第に組織全体に自分がやるという意識が芽生え、共通の目的に向かって個々の能力を最大限に引き出せる、そんな好循環を確立します。
因島を盛り上げたい想いが原動力となる
卒業という制度がある以上、会員拡大は必須ですが、組織を維持させるために誰彼構わず入会してもらう訳ではありません。止むを得ない事情がない限り卒業まで在籍し、積極的に参加する人財を求めています。明るい豊かな社会の実現のため私たちは自らお金と時間を費やして運動を行っていますが、それは自己犠牲や自己満足の精神では長続きしません。郷土を愛し、郷土の繁栄のために運動をすることに喜びを持つ心があってこそ最後までやり遂げることができるのです。因島を盛り上げたい想いこそ原動力であり、その想いを共有できる仲間を集めることで会員の資質向上に繋がり、組織がより魅力的なものになります。
その想いを共有でき地域の発展につながる活動を行っている人は多数存在します。組織の枠を外せば、私たちは地域のために活動する同志と言えるのではないでしょうか。形は違えど根ざしている想いが共通しているのなら、協力し合える関係を築けるはずです。お互いの事業を協力し合うことでつながりを深め共に地域を盛り上げていく所存です。また、この取り組みにより会員拡大の新たな可能性を模索します。
因島を盛り上げたい、よりよい因島にしたいという想いは必要不可欠な要素であり、因島を盛り上げることのできる事業を行う所存です。
少人数でもやれることを示そう
人数が少ないことを言い訳に例会、事業のクオリティを下げることはしてほしくはありません。人が足らなければボランティアや他団体や地域の方に協力をしてもらい、お金が足らなければ協賛を集めたりクラウドファンディングなど方法はいくらでもあるはずです。できない言い訳を探すより、どうすればできるか前向きな発言、姿勢で今年度は取り組んでいきたいです。
今年度は野球大会を主管しています。2020年因島で野球大会をするはずでしたが、コロナウイルスの影響で中止になりました。当時私は野球大会の実行委員長だったので開催できず悔しい想いがありました。私が理事長の時に野球大会が巡って来たのは運命すら感じます。因島の魅力、因島らしさ、そして記憶に残る野球大会にしていきたいです。
むすびに
私たちが力を出しきれば人数が少なくても何でもできる。無限の可能性、伸びしろしかない前向きに2024活動を展開していきましょう。