所 信
2017年度
一般社団法人 因島青年会議所
理事長 相方佑斗
はじめに
2016年9月10日、広島東洋カープが25年ぶり7度目のリーグ優勝を果たした。
象徴的な二人のリーダーの存在、漲る新しいエネルギー、低迷期から一新した雰囲気、そして一丸で戦う姿勢、そのすべてが相乗効果を生み圧倒的な強さをもたらした。
因島青年会議所にも会員にも無限の可能性が秘めていると思う。私たちには沢山の「成長の機会」が与えられているが、そのチャンスを貪欲に獲得して、一人一人の意識を変えていく事で、今以上に魅力ある因島青年会議所が誕生するはずである。
責任と自覚を持って考動しよう!
JAYCEEとして品格ある行動をとることは当然として、たった一人の行動で組織のイメージをも変えてしまうことを認識して行動して欲しい。全ての行動に責任と自覚を持ち、地域のリーダーとしてまた子ども達の模範としてJAYCEEはカッコよくあるべきなのだ。
私たちの活動に自信と誇りを持ち、周囲が憧れる存在になることが会員拡大への第一歩となり、「JCの価値」を高める事にも繋がるのだから。
ポジティブな思考で挑戦しよう!
まるで出来ないことを肯定化するような、出来ない理由を並べた報告は聞きたくない。
1つの出来る理由を見つけてそれを推し拡げていくイメージを持って欲しい。
人は失敗を恐れた時に積極的な行動が出来なくなるものである。そもそも失敗とは何なのかと考えた時、「失敗は成功のもと」という言葉があるように失敗したところでやめてしまうから失敗になる。成功するところまで続ければ、それは成功になる。何度失敗しても、成功するまで続ければ、失敗はすべて成功への過程の「いい経験」になる。失敗は未来の成功のためのものと考えれば人生に失敗はないのであろう。
失敗を恐れず物事をポジティブにとらえることが成長への後押しとなるのだから。
未来を見据えて知恵を絞ろう!
我々は「明るい豊かな社会の実現」という変わらない目的がある。その変わらない目的を実現する為には革新の連続が必要であり、革新継続の意識を持ち続ける事が変わらない目的達成の為には重要なのである。
勇気と情熱をもって行動することは重要であるけれども勇気と情熱だけでは社会は変えられない。未来を見据えた社会変革の為には、優れた知恵すなわち英知を加えることが必要である。
我々の活動は、常に未来を見据えたものでないといけない、その活動がいつか価値のあるものになると信じて、未来の子ども達のために全力を尽くそう。
今こそ一丸に!
近年、JCの魅力を熱く語り多くの役職を経験した仲間が卒業した。言わば近年の因島青年会議所の中核を担ってきた仲間を失った。残された若い会員で新しい因島青年会議所を作っていかなければならないが、この状況をピンチと捉えるのではなく因島青年会議所に新しい風を吹かすチャンスと捉えて欲しい。一人一人が同じ方向を向き、その一瞬を精一杯活動することが小さな歯車をまわし、それが噛み合うことでまわりを動かし、継続することでやがて大きな歯車を回し大きな力を生み出すことができるのだから。
「少数精鋭」と言えば聞こえはいいが、「数は力なり」という言葉通り仲間が多い方が組織の総合力はあがる。来たる50周年をより多くの仲間で迎えるよう積極的に会員拡大にも一丸で取り組もう。
おわりに
私たちは、自らの意志で青年会議所活動を行っています。入会の動機は様々でしょうが青年会議所としての志は同じです。40歳までという限られた時間を過ごすのなら楽しく活気に満ち溢れた時間を過ごす方が良いに決まっている。
幼い頃、「遠足の前のワクワク」や「祭りの前の胸の高鳴り」という気持ちの高ぶりを感じることが多くあった。そのワクワクや胸の高鳴りを感じているときは自分自身が活き活きとし、まわりの人たちをも引き込んでいくポジティブな雰囲気に満ち溢れていた。1人1人が楽しみながら活動し活気を生み出していくことで前向きな変化を作り出そう。
私たちは、青年会議所活動を通じて様々な「成長の機会」や「出会いの機会」が与えられている。そのことは決して「あたりまえ」な事ではなく、家族や周囲の人の理解や支えがあってはじめて活動を続けることが出来る「ありがたい」ことだという事を認識し、一瞬を大事に全力で駆け抜けよう。
真っ白な気持ちで新しいものを積み上げ、
我々の新たな時代を築きます。
49年の歴史の重みをしっかりと受け止め継承していき
50周年に向けた新たな挑戦が伝統の後押しとなり、
因島青年会議所は一丸となります。
基本方針
- 33パーセントの会員拡大へ楽しみながら全員で取り組む
- 失敗を恐れず積極的に挑戦できる人材の育成
- 未来を見据えたまちづくりの推進
- すべての活動を楽しみながら一丸で取り組む