所 信
2018年度
ReStart
~50年の誇りを胸に、新たなる挑戦~
一般社団法人 因島青年会議所
理事長 串畑 佑樹
はじめに
一般社団法人因島青年会議所は1967年に設立、翌1968年に承認され本年で創立50周年という大きな節目を迎えます。これもひとえに半世紀という長い歴史の中で、その時代その地域に必要とされ「ひとづくり」「まちづくり」など様々な分野において情熱を注ぎ、青年会議所運動を展開されてこられました諸先輩方、そして50年という長い間見守り育てていただきました地域の皆様と、様々な場面で支えてくださいました関係諸団体の皆様のお陰と心よりお礼申し上げます。
創立50年という大きな節目に身を置く我々は、ここでもう一度、原点に戻り、この先も地域から必要とされる団体であり続けたいという思いを胸に、「Restart(リスタート)」をスローガンに掲げ、新たなる挑戦の第一歩を踏み出します。
楽しい因島青年会議所を目指して
「因島青年会議所の活動は楽しいですか?」
この問いに対し、「楽しいです!」と答えられるメンバーはどれだけいるでしょうか。
確かに、青年会議所での活動・運動は決して楽なものではありません。時に大変で、面倒で、沢山の時間を費やさなければなりません。また、会員減少に伴い個々のメンバーの負担が確実に増えていることが、負の連鎖を招いているともいえるでしょう。
そんな青年会議所活動をどうやってモチベーションを保って続けていけば良いのか。
大事なことは「どうすればもっと楽しくなるか」を真剣に考えることではないでしょうか。
どうせやるなら、『楽しい因島青年会議所』を全員でつくりませんか。
活動が楽しくなる、仕組みづくりに挑戦しませんか。
今の時代、何の障害もなく青年会議所活動をできるメンバーはおそらくいないでしょう。歯を食いしばりながら、やせ我慢をしながら活動しているメンバーもいるでしょう。そんな青年会議所活動だからこそ楽しくなければなりません。全ては自身の心持ちひとつ、やるからには楽しみながら活動しよう。
「どんな時でも楽しくそして真剣に…」
メンバー、一人ひとりが楽しみながら成長を実感できる組織を目指して一年間活動しよう!
楽しい活動の原点
青年会議所の楽しさとは何でしょうか。どこに楽しさを感じるかは人それぞれ異なり、仲間とお酒を呑み思いを語ることが楽しい、もしくは新しい出会いが楽しいと感じるメンバーもいると思います。
私は、自己の成長を感じた時、仲間と達成感を共有できた時に楽しさを感じます。この楽しさを味わうためには、青年会議所活動の原点である日々の委員会に真剣に取り組むことが重要だと考えます。委員会の中で、同じ目的を持ち、各役割の中で何をすべきなのかを考え、多くの議論を交わし、同じ空間と時間を共有し、事業を作り上げ実行する。そうすることで、事業が終わった時には、大きな達成感を得ると共に自らの成長を実感することができるでしょう。
楽しく充実したJCライフを送るために、仲間と共に一年間全力で委員会活動に取り組もう!
2018年の委員会は「心から楽しかった!」そう思える活動を展開しましょう。
行動第一の会員拡大
本年度、因島青年会議所は14名スタートという非常に少ないメンバーでの活動となります。これは会を運営していくうえでは、財政的、労力的にも危機的な状況であると感じます。
そこで、本年度は5名の会員拡大を目標に掲げます。この目標を達成させるには、理事長がどう動いていくかにかかっております。私は理事長自ら率先して行動を起こす会員拡大を実施致します。
5名の新入会員が増える因島青年会議所を想像してみてください。
ワクワクドキドキしませんか!
因島青年会議所の運動を継続していくためにも、会員一人ひとりが拡大に対する意識を持ち、積極的に取り組んでいきましょう。
組織運営
JC歴の浅いメンバーが増えてきている中で、ここで一度基本に立ち返り、毎月の委員会や理事会、例会事業など青年会議所の基礎となる部分に重点を置き活動していくことが必要であります。まずは各委員会の充実、緊張感のある理事会、参加率の高い例会、これらすべてが青年会議所としての礎となることを忘れずに1年間活動していこう。
また、私たちは仕事やプライベート、家族との時間を割いて日々のJC活動をしています。限られた会議時間の中で、事業や組織運営について議論を交わし、組織としての正しい方向性を決めるためには、一人ひとりが時間・期日とルールを守ることが必要不可欠です。仲間だからこそルールや規律などの守るべきものをしっかりと守り、良い意味での緊張感のある組織運営を行いましょう。
互いに成長し合う気運を高めよう
私たちは、青年会議所に入会しなければ出会う事が無かった仲間かもしれません。この出会いを大切にし、同じ志を持つ者同士、刺激し合い、感化し合い、高め合うことができる関係を築いていきましょう。メンバー全員がそのような関係を築くことで組織にどのような変化を起すことができるでしょうか。
青年会議所活動を通じて、メンバー同士が「切磋琢磨し合える関係」になることで絆が深まり、活動そのものが楽しくなると思います。
まちづくり
我々だけが満足する事業ではいけない。しかし、我々自身もワクワクするような事業でなければならないと思う。自分たちですら楽しめないことに人は見向きもしない。自分がワクワクしないで地域を巻き込めるはずがない。
青年会議所だからこそ出来るまちづくり運動を展開し、今ある固定概念をシフトチェンジさせ、このまちに新たな息吹を吹き込んでまいります。
50周年の節目にあたり、新たなるスタートライン
周年の意義とは、「これまでの歴史に感謝し、現状を見つめ今一度手綱を締めなおし、これからのLOMの未来を見据え、さらなる決意をしていくとき」であると考えます。
私たちはこの機会にたくさんの思いの詰まった先輩方の築きあげた歴史を振り返るとともに、因島青年会議所に関わりのある方々と共に50周年を祝い、これまでの感謝を皆様に伝えます。
また、50周年実行委員会を毎月開催し、メンバー全員で参画し全員が一丸となり目標に向かえば新たな一歩を踏み出すことができ、記念式典と記念事業をすばらしいものに創りあげられると信じております。会員全員が一致団結して取り組むことは、個々の能力向上にもなり、これからも因島青年会議所が地域に必要な団体であるために全員で成功させましょう。
結びに
「もっと楽しい因島青年会議所にしたい…」
この思いを強く刻み、2018年度一般社団法人因島青年会議所の理事長として立候補させて頂きました。
メンバーの皆さん。青年会議所の活動は時間もお金も負担がかかります。それぞれの置かれている環境や立場があり、全ての例会や事業に参加するのは難しいかもしれませんが、出席できる努力をしてください。多くのメンバーでの活動は、組織がより活発となり、楽しさを皆で共有できます。
そして費やした時間とお金が無駄にならないように、活動により価値を求め、その中に楽しさを見出し、人として成長し、協力してくれている家族や会社に対し胸を張った活動をして参りましょう。
本年度理事長として元気と明るさと笑顔を忘れることなく、メンバーのみんなの手本となるよう何事にも自分に誠実に楽しみながら行動することをお誓い申し上げ所信といたします。
基本方針
一、規律を重んじた成長を目指す組織づくり
一、メンバーを信頼関係で結ぶ絆づくり
一、行動を第一にした会員拡大の実施
一、全員で取り組む創立50周年記念式典・記念事業の実施
一、どんな時でも楽しくそして真剣に