所 信
2021年度
一般社団法人因島青年会議所
理事長 村上貴映
はじめに
2020年、新型コロナウイルスの世界的流行による緊急事態宣言発令後に外出自粛要請、3密の回避や新しい生活様式の推奨など、私たちの日常生活に今なお大きな影響を与えています。因島青年会議所における活動にも大きな影響を与え、制限される中での活動を余儀なくされました。
しかし日常が失われ混沌としている時代だからこそ我々因島青年会議所は困難を「修練」と捉え、自分たちが学び成長させてもらった因島が今なにを求め必要としているのかを感じ取り「明るい豊かな社会の実現」のために感謝の気持ちを込め活動しなくてはなりません。
2021年度は「thank you」~感謝の連鎖~をスローガンに掲げ、共に活動する仲間達と一丸となり自分たちの故郷である因島へ感謝の意を込めた活動に邁進して参ります。
誇れる因島であり続けるために
まちとはひとが創りあげ、そしてそのまちがひとを育てます。先人が創りあげたこの因島で私たちは学び育ちました。私たちにとって因島とは「生まれ育った土地」であり、かけがえのないものであります。そんな因島も人口減少・少子高齢化による小中学校の統廃合と目まぐるしく変化しています。そんな時代にあっても、子どもたちには故郷である因島に誇りを持って成長してもらいたいと思います。
先人たちが創りあげてきたように、これからは我々青年世代がまちを創りあげ次世代を担う子どもたちの育成のためにまちづくりをしなくてはなりません。
因島青年会議所が故郷である因島へ感謝の思いをのせ、未来を担っていく子どもたちが誇れる因島であり続けるための事業を実施します。
因島青年会議所という組織
因島青年会議所に入会することは義務ではありません。しかし入会すればそこには同年代の仲間たちがいます。入会の動機は様々でしょうが、入会し活動していくとメンバーは共通の目的のために活動しています。それは明るい豊かな社会を築くことです。自分たちの住んでいる因島のためになにができるかを真剣に考え活動しています。本気でやるからこそ熱くなり言い合いにもなる。そして本気でやるからこそ達成した時には仲間たちと喜びを分かち合える。そんな組織であるからこそ自分自身の成長にも繋がり青年会議所での仲間は一生の仲間となるのです。
自分ひとりでは出来ることなど何一つなく、常に仲間達と相談し助け合い活動しています。困っている時には周りの仲間に頼り、力になってもらった感謝の気持ちは困っている仲間へと返してください。その『感謝の連鎖』はメンバー間で信頼関係を築き絆を深めることにより会員が一丸となり最高の組織となるでしょう。
魅力的な組織となるため、そして絶やさないために
全国の青年会議所において、会員数は減少の一途を辿っております。因島青年会議所においても会員数の減少が続き会員数は現在13名、向こう4年間で現会員の半数以上が卒業してしまいます。すなわち4年後にはこの因島青年会議所の存続が難しく会員拡大は因島青年会議所において急務の課題であります。
また、まちづくりをおこなう組織として数がすべてではありませんが、数は力となります。
共に活動する仲間を拡大することは運動する発信力の増加となり、組織としての影響力もたかまるものとなります。
入会をしたい。そんな魅力的な組織となるために本年度50パーセント拡大すなわち7名の新入会員拡大を必須に会員全員で取り組んでいきましょう。
広島ブロックアカデミー
2021年は因島で広島ブロックアカデミーが開催されます。広島ブロックアカデミーは県内12LOMの新入会員や仮入会員がこの因島へ集い、青年会議所会員としての知識やそして会員間の友情を築き深める場であります。
また今年は「ニューノーマルなJC」をビジョンとして学び、会員の資質向上と組織改革を図る機会でもあります。広島ブロックアカデミーを会員全員で構築し、多くの会員にご参加いただける環境を整え、因島だからこそできる瀬戸内海の魅力を存分に発信しましょう。
結びに
因島青年会議所は活動していく中で沢山の人と多くの事を経験する機会があります。経験はお金では買えない大切な財産であると私は思います。青年会議所活動は40歳までという限られた時間の中でしか活動できません。
また、活動するには職場や家族などの周囲の人の理解の中で活動しているため限られた時間を大切にし、多くの経験を自分の成長の糧とするために今一度自分自身を見つめ直し、苦手なことに対して積極的に挑戦し自分を変える意識で活動しましょう。
基本方針
一、感謝の連鎖で絆を深め信頼し合える組織づくり
一、一人ひとりが妥協せず取り組み、責任を全うする
一、誇れる因島であり続けるまちづくり事業の実施
一、地域性を生かし思いを込めた広島ブロックアカデミーの展開
一、50パーセントの会員拡大の達成