昨日、尾道因島ライオンズクラブ45周年記念公演『奇跡の人-THE MIRACLE WORKER-』を観に因島市民会館に行ってきました。会場にはお子さん連れやお孫さん連れをはじめ、多くの方が来場されていました。
物語は皆さんご存知、あのヘレン・ケラーについてのお話です。
ヘレンケラーは、1880年アメリカはアラバマ州の地主の娘として誕生。生後1歳7ヶ月のとき高熱により視力と聴覚を失ってしまいます。1887年、両親はマサチューセッツ州にある盲学校を優秀な成績で卒業したばかりの弱冠20歳アン・サリヴァン(通称アニー)を家庭教師として招き入れます。
サリヴァンは物事には名前があることを理解させようと、ひたすらヘレンの手のひらに指で文字を綴り続けます。そして、ついにヘレンの心が言葉の世界と結ばれる日がやってくるのです。
私は小学校か中学校でヘレン・ケラーの演劇を観た記憶がありますが、これまでのヘレン・ケラー(物語)の印象は、努力家で偉い人なんだという程度の漠然としたものでした。今回の公演「奇跡の人-THE MIRACLE WORKER-」では演題通り“奇跡を起こす人”に主眼をおいた物語だったと思います。
サリヴァンの強い意志と情熱は、現代我われに欠けているかもしれない、人に対する愛情、それ故の厳しさ、実直さというものを考えさせられた気がします。
終わりに、今回公演くださった劇団 ミラクルワーカーズをはじめスタッフの皆様、そして、主催された尾道因島ライオンズクラブの皆様、本当にありがとうございました。